「めっちゃ青春やん〜こんな高校生活おくりたかったな〜」100回いうてる

本の話

だから漫画は止められないぜ!

読んだことのある漫画を読みなおすのにハマってます。
漫画ってええですね。青春を感じさせてくれますね!
まあ再読なので、淡い記憶が「こんな話しやったなあ!」って鮮明に、、、戻ってこない、、、漫画も多々ありまして。私の記憶って、、、というのを実感させられます。

おそらく、当時は何も思わず読んでいたであろう場面も、伏線に気がついたり。(当時も気がついていたかもしれないけれど、記憶にございませんので)
そこそこにハマっていたはずの漫画を読み返したら「主人公の鈍感さ!イライラさせるレベル!」とか思ってしまったり。(当時も思っていたのかもしれないけれど、記憶にございませんので)

懐かしむ気持ち、プラス、違う感性で読み進めていくわけですよ。なんてったって小学生ぶりに読む漫画とかですもん。

今となっては少女漫画に強めの刺激を求めてしまうのですが、懐かしい気持ちで読む漫画って刺激なしで楽しめるんですよね。
もうキスだけでもドッキドッキ!!「チラッ」目が合って「キャッ」ファーーーーー!もうこれだけで楽しめる。
小学生の時は「高校生の大人な恋愛!ドキドキ!(高校生になったらこんな感じなんや)」と思って読んでいたのに、今は「高校生の純粋な恋愛!ドキドキ!(こんな高校生おりませんて!)」で読んでます。

当時も彼のこと好きやったけど、大人になった今でも彼が好きや〜再燃!

本当に記憶が無い

2000年前後に連載していた漫画って割と重いテーマを扱っていて驚きです。いじめとか恐喝とか育児放棄とか、、、。

この漫画こんな重い話だった?って小学生の私に聞きたい。
ほんと何にも考えず読んでたんやな、あたい。そしてなんにも覚えてないんやな、あたい。
(そういや問題提起漫画とかありましたよね)

大人になって読んでも色あせない漫画ってすごいですよね!(どの口が言う)

そしてアプリで漫画が読めるって改めてすごくないですか?しかも無料が割と多い!ありがたい!スマホ1つでいつでもどこでも読めるって本当に素晴らしいですね!

天使なんかじゃない

そんななか大人になった今の方が涙が止まらないよ?の漫画がこちらです。

出典:天使なんかじゃない 矢沢あい 3巻表紙

「NANA」などで有名な矢沢あい先生が約30年前にりぼんで連載していた漫画です。

当時、スマホはもちろん携帯もない。「東京ラブストーリー」じゃないけれど、すぐに連絡が取れないもどかしさや、すれ違いが多い時代。でも、だからこそ、会える時間を大切に、気持ちを伝えることを大事に、離れていても消えない絆を描いてくれています。

絵は一昔前感ありますが、作中で上達しますし、服装などは今見てもかわいいです!(30年前なのに今見ても可愛い服、、、いくら被服学校に通ってたといっても矢沢先生センスありすぎ!)

ほんと申し訳ないんですけど、中学生?くらいに1度読んで、覚えていたことは“マミリンのお父さんがパチンコ店やラブホを経営している”ということくらいで、、、びっくり、なんで内容わすれてたんや。こんな泣けるのに。

こんな高校生活を送りたかったし、私も主人公の冴島翠になりたい!

いやマミリンかな、、、
マミリンみたいに強く脆く美しく在りたい、、、マミリィンンンン!!!

この作品のすごいところは、登場人物全員が誰も陰ることなく上手い具合に立っていて、嫌いになんてなれない、嫌いになる登場人物がいないんです。
場面を切り取ってしまうと「なんか嫌な奴やなあ」と思う登場人物でも、話が進むにつれて愛おしくなってくるのです。

楽しいだけじゃない、人間くさくて苦しくて真っすぐに輝いている高校3年間が単行本8冊にぎゅっと詰まってます。

漫画家活動停止中の矢沢先生ですが、2019年に「天使なんかじゃない」新装版全5巻が発売されています!書き下ろしです〜!!自粛中の読み物にうってつけですよ〜!!

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